飲食店でロボットが料理を運ぶ光景はめずらしくなくなったが、屋外で働くロボットを目にする機会はまだ少ない。そんな屋外での自動配送に挑戦するのが、アサヒ飲料とソフトバンクが手がける「動く自動販売機」だ。イベント会場での注文〜受け取りまでの流れを体験してきた。
自販機ロボットの体験は、9月17〜18日に竹芝で開催されたイベント「ちょっと先のおもしろい未来（ちょもろー）」の会場内で展開された。
屋外のテーブルに設置されたQRコードを読み取り、LINEから注文画面を開く。今回は体験ということで1点まで無料でドリンクを選ぶことができた。
人数を入力してドリンクを選び、注文を確定。間もなくドリンクを乗せたロボットがやってくる。今回は、客席付近にはロボットが乗り越えられない段差があるとのことで、その手前までの配達だった。ドリンクを受け取り、ボタンを押すとロボットが帰っていく。
スマホから気軽に注文し、ロボットが届けてくれる体験は新鮮味があり、自販機を探す手間なくドリンクを入手できるという点でも便利だと感じた。
今回はドリンクのみだったが、軽食も一緒に購入できるようになれば、混雑したイベント会場で動きづらい子ども連れや高齢者にも利便性が高そうだ。
