OPPOのスマホ「OPPO Reno10 Pro 5G」の日本国内での発売が発表された。製品の概要と発表会の様子をお届けする。
独自技術で4年の長寿命バッテリーを実現
「OPPO Reno10 Pro 5G」は、6.7インチディスプレイを備えたミッドハイクラス端末。
4,600mAhの大容量バッテリーを搭載し、付属の充電器を使用することで約28分で100%充電できる急速充電に対応する。
充電速度だけでなくバッテリー寿命の長さにも強みを持つ。通常、スマホが購入時のバッテリー性能を維持できるのは2年程度といわれている。同製品は、独自技術のバッテリーヘルスエンジンにより、その寿命を約2倍に伸ばし、4年間使用しても購入当初のような使用感を維持できるという。
2倍望遠カメラはポートレート撮影に強み
カメラには、50MPのメインカメラおよび、32MPの光学2倍望遠、8MPの超広角を搭載。すべてのカメラにソニーのイメージセンサーが採用されている。
望遠カメラは、遠方の被写体を大きく取るだけでなく、ポートレート撮影にも最適化。レンズのゆがみが少ない46mmの焦点距離を採用し、ノイズを軽減して 光の取り込み量が多く、ノイズは軽減することで、時間や周囲の環境に左右されることなく、表情を鮮やかにとらえることが可能だという。
そしてメインカメラは、明暗差の大きい場所でも色味を忠実に再現して撮影することが可能。セルフィーカメラは0.8倍、1倍、2倍から画角の選択が可能で、追尾式のオートフォーカスにも対応。また、動画は4K画質での撮影に対応する。
本日から予約開始、10月6日発売
プロセッサーにはクアルコムのミッドレンジ向けチップ「Snapdragon 778G 5G」を採用する。IPX4・IP5Xの防水/防塵性能を備え、FeliCa(おサイフケータイ)にも対応。6.7インチの大画面ながら、約185の重量と7.9mmの薄さを実現している。
カラーは、光沢仕上げの「グロッシーパープル」と、マットな独自加工が特徴の「シルバーグレー」の2色展開。カメラまわりにはヘアライン加工が施され、高級感のある仕上がりになっている。
キャリアでは、ソフトバンクが「神ジューデン」スマホとして独占販売。明日9月28日から予約が開始される。また、家電量販店やECで販売されるオープンモデルは本日9月28日から予約が可能。両モデルとも10月6日に発売される。
価格は販売チャネルによって異なるが、公式オンラインショップでの価格は税込み8万6800円となっている。
「再び日本市場でトレンドリーダーめざす」
同社は2018年の日本市場参入以来、365万台を出荷。キャリアフリーAndroid市場では3年連続で1位を達成している。参入からの6年間で日本のスマホを取り巻く状況も大きく変化。2021年以降は為替問題や世界情勢などをかんがみて、展開製品を低価格モデルのReno AシリーズとAシリーズに絞ってきた。
今回の「Reno 10 Pro 5G」の発売は、そんな同社のこ日本での製品展開戦略の変更を意味する。オウガ・ジャパン専務取締役の河野謙三氏は、新製品発表会にて、「今日発表する新製品をもって、再び市場のトレンドリンダーを目指し、前に進みたい」と意欲を示した。