NTT都市開発株式会社と、エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社は、2022年に解体した旧宮川町歌舞練場を仮想空間プラットフォーム「DOOR」内に再現。本日2023年3月28日よりコンテンツが公開された。
この取り組みは、伝統伎芸とICTの新たな共存価値の創出と京都宮川町における街の記憶の継承を目的としたもの。
旧歌舞練場の再現には、3次元計測技術を使用して現存中に旧歌舞練場全館を計測・収集した3D点群データを活用。天井の高さや舞台の大きさも当時と変わらない高精細な3Dデータとして再現している。
ユーザーは、再現された本空間内で歌舞練場内の観客席をアバターで自由に移動し、音声会話やテキストチャットで交流できる。公開期間中は対話型オンラインイベントの実施も検討されているとのことだ。
空間内では、解体前の歌舞練場で撮影した「第71回京おどり」の360度映像や芸舞妓さんのお稽古映像なども提供。また、舞妓さんのお化粧の風景など花街文化の日常もVRコンテンツとして閲覧できる。
<コンテンツ概要>
配信日時:2023 年3 月28 日~2024年3月31日(予定)
配信場所:DOOR( https://door.ntt/6A78wcW/miyagawacho-roof/ )
料金:無料
コンテンツ
- 「宮川町第71回京おどり」マルチアングルVR映像
- 「旧宮川町歌舞練場」マルチアングル映像
- 「宮川町芸舞妓の世界を覗いてみる」VR映像集(新作動画を順次公開予定)