京セラが「半導体レザー」などを紹介するバーチャル展示場をオープン 海中探検のアトラクションを体験してきた

京セラは、同社が企業向けに開発するレザー製品を紹介する「Kyocera Laser World」をVRChat内にオープンした。展示を行うメインパビリオンに加え、船に乗って海中を移動するライドアトラクションも用意され、最新技術への理解を深めると同時にメンダコやクリオネが泳ぐ深海の探検も楽しめる。

メインパビリオンでは、1km先まで照らすことのできる高輝度の懐中電灯「LaserLight SMD」や、超高輝度の投光器「MultiSport Module M7」(開発中)、薄型の車載ヘッドライトモジュール「Headlight」、車用ハイビームのアシスト光源「High Beam Boost」(開発中)などの照射イメージを体験できる。

さらに、半導体レザーで通信を行うローカル通信ネットワーク「Li-Fi」の技術を解説する展示も用意されている。Wi-Fiが電磁波で通信を行うのに対して、Li-Fiは可視光で通信を行う。電波の使えない海中でも利用できることから、海洋ドローンの制御への活用も期待されているという。

ライドアトラクションには、ワールド内の洞窟から搭乗。

しばらくは光や水しぶきが美しい風景の中を走り、その後船は水中へ。

メンダコやクリオネが泳ぎ、海藻がゆれるようすを眺めながら海中探検を楽しめる。

海底に到着。ここにはステージが設置され、商品説明などのプレゼンが行われる。

一般の生活者にとって「取っつきづらい」「難しい」という印象になりがちな商用分野の先端テクノロジーを楽しみながら学ぶことができるのは魅力的。ライドアトラクションもVR酔いが起こりにくいゆっくりした動きなので、VRにあまり慣れていない人でも参加しやすそうだと感じた。

「Kyocera Laser World」は、VRChatからアクセス可能。6月29日〜7月2日の20時、21時、22時にはガイド付きのツアーも開催される。

World URL 
https://vrchat.com/home/world/wrld_11bf825d-8764-434e-9a79-f283be8c8921

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