日本Xrealは、ARグラスの新モデル「XREAL Air 2 Pro」を11月1７日より発売する。10月17〜20日に開催されたIT展示会「CEATEC2023」会場にて実機を体験してきた。
「XREAL Air 2 Pro」は、ARグラスXREAL Airシリーズの最新上位モデル。サイドボタンを押すだけで、レンズの明るさを透過度0%、35%、100%の3段階に切り替えできる調光機能が特徴。
実際にPC画面を投影しながら試したころ、3段階の中間（35%）が従来のXREAL Airと同程度の明るさという印象。濃いめのサングラスを通して周囲を見ている程度の明るさだ。
そして、100%はかなりクリアで、薄く色のついた眼鏡越しのような見え方。明るい場所で使うときや、周囲の状況をしっかり認識しながら作業したい場合などに役立ちそうだ。
そして0％に切り替えると、視界は完全に遮断され、投影している画面だけが浮かび上がった状態になる。初代XREAL AirやXREAL Air2の場合、視界を完全にふさぐには付属のライトシールドを装着する必要があったが、ボタン操作だけで同様の状態を作り出せるようになったかたちだ。
重量は先代モデルに比べて6％軽量化され、ボディ前後の重量配分の改善によって鼻への負担も少なくなっているとのこと。筆者は初代XREAL Airを使っているが、実際にかけ比べてみて装着中にグラスが傾いてしまう感じが少なく、安定感が向上していると感じた。
「XREAL Air 2 Pro」の価格は6万1980円で、11月17日（金）より販売開始。先行予約は10月27日よりXREAL公式サイトおよびビックカメラ、ヨドバシカメラにて行われる。
また、調光機能を備えていない普及モデル「XREAL Air 2」も10月16日に発売されている。こちらは5万4980円で、すでに購入が可能だ。
