KDDIが13日に開催した新サービス発表会で、「auが考えるメタバース」についての新たな取り組みを発表しました。
同社では2020年から、実際の渋谷の街を再現した「バーチャル渋谷」を展開し、イベントなどを開催しています。昨年10月の「バーチャルハロウィーン」は約40万人が参加したとのこと。そして今年は、このバーチャルハロウィーンがさらにパワーアップするそうです。
昨年のイベントでは、あらかじめ用意されたアバターを使ってバーチャル渋谷内に入る仕様でしたが、今年は自分の姿をスキャンしたオリジナルアバターが使えるようになります。
完全自動アバター生成システム「AVATARIUM」と連携し、渋谷の商業施設に設置されたスキャナーで自分の姿をスキャン。生成されたアバターでバーチャル空間内に入ることができるとのこと。スキャナーは「au Style SHIBUYA MODI」や「GINZA 456 Created by KDDI」に設置される模様。
ちなみに以下は、昨年の「バーチャルハロウィン」の様子。アバターはカボチャとオバケからの2択だったので、皆が同じ姿で集まっています。それぞれのアバター付近にはユーザー名やアイコンが表示されるものの、人を識別しづらいのが難点でした。
自分の姿に似たアバターが使えるようになれば、「イベントに出かけたら偶然知り合いに会った!」というリアル世界のような体験もできるかもしれません。
KDDIではこのほかにも、自分のアバターで靴などをバーチャル試着して商品を購入できる「バーチャルセレクトショップ」、路上ライブのリアルとバーチャルでの同時開催など、メタバースに関するさまざまな取り組みを実施していくとのこと。
「バーチャル空間に遊びに行く」「バーチャル空間で人と会う」という体験が、より身近になっていきそうです。