アバターで「お出かけ」できる！順天堂大学と日本IBMが「ぬくもりを感じる面会」を実現するメタバース面会アプリ開発

順天堂大学と日本IBMは、メタバース上で入院患者との面会できるアプリ「Medical Meetup」を共同開発、2023年7月31日より配信を開始する。

このアプリでは、患者と面会者のアバターがリゾート施設など非日常空間で会話をしたり、乗り物で移動したり、ハイタッチなどの擬似的な触れ合いをしたりして、通常の面会の枠を超えた体験を楽しめる。

点滴を受けているなどの理由で腕の動作に制限がある場合に、アバターを操作するコントローラーの位置を自身でカスタマイズできる機能があるなど、患者および医療従事者にとっての使いやすさを考慮してデザインされている点も特徴となっている。

順天堂医院小児医療センターに一定期間以上入院している小児患者と家族を対象に、8月1日より運用・臨床研究を開始。面会をサポートする医療従事者もアプリの評価を行う。

さらに今後は、アプリを様々な医療機関へ展開することに加え、医療講演会や遠隔診療、国内外コミュニティー広場などの各種医療サービスも提供できるよう活用シーンを広げていくことを検討していくという。

Tweet

Pocket