ラーメンテクノロジーのHIKIYOSE、本社機能をメタバースへ移転 テレワークで失われた「常時承認型」環境を実現

HIKIYOSE株式会社は、VRプラットフォーム「VRchat」内にメタバース本社ビルを竣工し、本社機能の移転を開始したと発表した。

同社は、メタバースやNFTなどの先端のテクノロジーを使ってセールスプロモーションを手がける企業。3月末には、デジタルツインなラーメン自販機「ラーメンテクノロジー」の展開を発表している。

移転の背景には、リモートワークが定着するなかで、社内の雑談や非言語コミュニケーションが減ることへの危機感があるという。

メタバースへの移転によって、業務のなかで同僚を声をかけあったり、リアルタイムに互いをほめたり励ましたりできる「常時承認型」環境をつくり、従業員満足度や従業員のウェルビーイングの向上をめざす。

また、家庭の事情などでオフィス出勤ができない人も含め、多様な人材を雇用していくという。

本社ビルの空間内では、他の人の話す声の聞こえる範囲を設定でき、パーソナルスペースやチームビルディングなどの目的に合わせた設計が可能。

ラーメン店のカウンターを模したミーティングスペースや暗証番号を知っている関係者だけが入室できる執務室のほか、イベントスペースとして利用できる空間も配置されている。

また、今後は一般の人が入館できる自販機の陳列スペースも整備予定とのことだ。

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