KDDIが主催する展示会「「Digital Happiness /いとおしいデジタルの時代。」が、東京ミッドタウンの「21_21 DESIGN SIGHTギャラリー」で開催中だ。
初代INFOBARを再現したユニークアイテムを展示
この展示は、携帯電話の「INFOBAR」シリーズを生み出してきたプロジェクト「au Design project」の新コンセプトを発表するもの。会場を入るとすぐ、2003年に発売された初代INFOBARの各カラーが展示されている。
さらに奥へ進むと、ディスプレイに時計が表示された「NISHIKIGOI」カラーの初代INFOBARにしか見えない端末が。
じつはこれ、初代INFOBARを模したApple Watchケースのプロトタイプだ。携帯電話のテンキー部分は操作できないものの、側面にはデジタルクラウンを操作するための切り欠きが用意され、サイドボタンも押すことができる構造になっているので、通常のApple Watchの操作は普通に行える。
サイズは初代NFOBARとほぼ同じ。対応しているApple Watchは45mmのモデルのみとのことだが、懐かしい端末を持っている気分を味わいたい人には嬉しいアイテムになりそうだ。
生成AIマスコットやメタバース腕時計の展示も
会場には、INFOBARのデザイナー深澤直人氏が手がけた生成AIマスコット「Ubicot(ゆびこっと)」プロトタイプも展示。
さまざまな生成AIと連携し、スマートウォッチやPC、バーチャル空間などさまざまなインターフェイスでユーザーとコミュニケーションが可能とのこと。
会場ではデモのみで生成AIによる会話はできなかったものの、くるくると変わる表情が可愛らしかった。
さらに、リアル空間とバーチャル空間の両方で装着できる「METAVERSE WATCH」のコンセプトモデルは、ソニーの「空間再現ディスプレイ」および京セラの「高精細 空中ディスプレイ」で展示されている。
展示会場隣のミュージアムショップでは、INFOBARの刺繍を施したハンカチーフや、当時の顔文字のデザインを再現した文具、NISHIKIGOIカラーの飴などのオリジナルグッズを購入できる。
老舗飴店とコラボした「インフォバー飴」は、「NISHIKIGOI」のテンキーと同じ3色のタイル型で懐かしい味。
往年の端末と最新のテクノロジーが同居し、懐かしく少し不思議な感覚を味わうことができる。入場無料で気軽に立ち寄れるので、INFOBAR発売当時からのガジェット好き、テクノロジー好きにはおすすめだ。
展示は12月10日まで開催。au Design projectIではこのほかに、初代「INFOBAR」の発売20周年を記念した「INFOBAR大百科展」(KDDI MUSEUM)も開催している。
<開催概要>
展示名 | Digital Happiness /いとおしいデジタルの時代。 |
会期 | 2023年11月23日(木・祝)- 12月10日(日) |
会場 | 21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3 |
休館日 | 会期中無休 |
開館時間 | 10:00 – 19:00(最終日は17:00閉館) |
入場料 | 無料 |
公式サイト | https://www.2121designsight.jp/gallery3/digital_happiness/ |