NECと電子学園情報経営イノベーション専門職大学は、仮想空間授業の実証実験を実施した。
実証実験では、論理的思考力・問題解決力・数量的スキル・情報リテラシー、コミュニケーションスキルなどの育成に焦点をおいた学生参加型授業を仮想空間内で実施。
VRゴーグルから取得した視線や会話などの行動データや、ウェアラブルデバイスから取得した心拍変動データに対して、NECの分析技術「NEC 感情分析ソリューション」を活用し、感情変化や覚醒度、会話量を時系列で表示。学生個々の授業への集中度、興味を持ったポイントなどを可視化した。
今後は、学生個々の分析に有用となるデータを特定し、XRコンテンツとデータ分析を活かした授業設計の枠組みを開発していくとのこと。
また、ローカル5Gを活用することによる、より高度なXRコンテンツや多人数の同時体験、遠隔地とのシームレスな授業参画などの実現をめざすという。