本人の声と動画で患者への説明を実施 医師のクローンによる説明動画を生成する医療DXサービス「DICTOR」が実証実験開始

凸版印刷と北海道大学病院 医療・ヘルスサイエンス研究開発機構(HELIOS)は、デジタルクローン技術を活用してインフォームドコンセント等を支援するサービス「DICTOR」のアルファ版を開発。9月より複数の医療機関で実証実験を開始する。

このサービスは、医療者のデジタルクローンを生成し、患者に対する医療行為等の説明を行う動画を自動生成するもの。

医師はあらかじめ自身の動画と声を登録し、デジタルクローンを生成。患者に対して説明が必要な情報をテキストで入力することで、医師本人の声で説明動画が生成される。動画と声の登録は一回のみとなり、その後は説明テキスト文の入力のみで簡単に説明動画が生成できる。

「DICTOR」の開発には、凸版印刷のアバター生成技術「MetaCloneアバター」を中心に、北海道大学病院HELIOSの医療DXや最先端医療開発への取り組みが活用されている。実証の結果を踏まえ、2024年4月中の提供開始を目指すという。

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