今年で創業150周年を迎える栃木県日光市の日光金谷ホテルは、東武鉄道とMRスタートアップの株式会社GATARIとの協業で、MR技術を用いた音声アトラクションの実証実験を4月29日より実施する。
これは、国の有形文化財である日光金谷ホテルで長年行われてきた館内案内ツアーを、MRプラットフォームである「Auris」を使ってDX化する取り組み。
金谷ホテルの創業者である金谷善一郎が現代に蘇って彼自らの“声”で館内を案内することをコンセプトに制作していおり、既存施設に手を加えることなく空間上に画像や音声データを記録する技術により、利用者の位置、視線や動きに応じて専用デバイスから音声が流れる仕組みとなっている。
なお、今回の実証実験は、東武鉄道が共同開発する「TOBU Open Innovation Program」の採択施策第として実施されるもの。2023年4月29日~ 2023年5月31日の期間に、日光金谷ホテルの宿泊客を対象に実施される。