大日本印刷株式会社と合同会社AKIBA観光協議会は、「バーチャル秋葉原」を2022年4月1日にオープンした。
これは、コロナ禍でインバウンド需要が減少するなか、秋葉原ならではの魅力を国内外に発信することを目的としたもの。
PC・スマホでブラウザからアクセスできるほか、DMMが提供するPCアプリ「Connect Chat」では、VRヘッドセットからもアクセスできる。
地域の事業者の協力のもと、実際の店舗の看板も含めて実際の秋葉原の街並みを再現。
一部のバーチャルショップでは陳列ができるスペースを設け、ECサイトと連携することで購入につなげる。
また、ユーザーがアバターの姿で集まって一緒に映像を視聴できるモニターや、商品・作品が展示できるショップやギャラリー、広告サイネージなども配置。企業がコンテンツを提供することでバーチャル秋葉原に参画できるようにする。
このほかに、アニメ・マンガなどの知的財産の二次創作を可能とするビジネススキームを構築し、空間内で展示販売。コンテンツはNFTで管理し、健全な創作ビジネスの循環を実現するという。
なお、仮想空間に秋葉原を再現したサービスとしては、HIKKYとJR東日本による「Virtual AKIBA World」も3月25日にオープンしている。「2つの秋葉原」を比べながら楽しむのもよさそうだ。
