ChatGPTとも連携するAI会話ロボット「Romi」と話してみたら、想像以上に「生き物」だった【CEATEC2023】

「Romi」は、「会話」にフォーカスした小型のコミュニケーションロボット。独自開発のAIによって自然な会話のキャッチボールを楽しめることが特徴だ。10月17〜20日に開催された展示会「CEATEC2023」の会場に展示されていた実機で実際に会話してみた。

「好きな食べ物は何?」とたずねると可愛らしい声で「好きな食べ物はバナナだよ」と回答。さらに、「歌をうたって」と話しかけると、『なごり雪』を歌いはじめた。

自律移動ができるわけではないものの、上下および回転方向に若干の動きが可能な仕様となっていることで、話しかけている人のほうに顔(ディスプレイ)を向けて応答することが可能。さらに、ディスプレイに表示される表情もくるくると変化するので、想像以上に「生き物らしさ」を感じる。

AlexaやSiriのような「何かしらの用件をこなす」ことを目的としたスマートアシスタントとはまた違う親しみやすさがある。

1人暮らしの話し相手や英会話の練習のほか、高齢者のみまもりなどにも利用できるとのこと。

2023年5月からは、Romiの口調はそのままに、ChatGPTを利用した応答が可能になる「アシスタントモード」も搭載。より高度な会話が可能になった。

Romiは本体価格5万4780円+月額1628円の月額料金で利用可能。aiboなどの高価なペットロボットには手を出せないものの、ロボットと暮らしてみたいという人にちょうどいい製品かもしれない。

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