葬斎センターなどを展開するアルファクラブ武蔵野株式会社は、FLATBOYS株式会社と共同で、故人の写真・映像・音声からAIで生成した動く遺影サービス「Revibot」の提供を開始した。
Revibotは、生前の写真やホームビデオから人相・声・話し方の特徴を抽出し、AIによって動きや会話を再現する技術。このサービスにより、故人の思い出をよりリアルに体験することが可能となる。
主な活用方法として、以下の3つが挙げられる。
・納骨堂の遺影サイネージ
参拝時にRevibotで生成した動画を表示し、故人が笑顔で話しかける映像を再生できる。
・メタバース霊園「風の霊」
メタバース空間上の霊園にRevibotの動画を連動させ、スマートフォンから24時間いつでも故人を偲ぶことができる。
・葬儀会場のサイネージ
祭壇の遺影サイネージにRevibotの映像を使用し、故人自身が参列者へ挨拶を行うことができる。
なお、サービス開始に先立ち2024年8月に社内倫理委員会が設立された。有識者を交えて倫理やセキュリティ、コンプライアンスなどの課題について検討を進めている。今後も継続的に協議を重ね、儀礼文化の発展に寄与することを目指すという。