株式会社MESONは、国土交通省が推進する日本全国の3D都市モデルの整備・オープンデータ化プロジェクト「PLATEAU」の一環として、ユーザーと事業者が双方向で交流、体験できるAR・メタバース連携プラットフォーム「arium（アリウム）」を開発。その実証実験を、博報堂ＤＹホールディングスとの共同で実施した。
ariunは、実在する都市とそれを再現したバーチャル都市空間を舞台に、3Dコンテンツを使って遊ぶコミュニケーションアプリ。
モバイルARアプリはiPhone向けに提供。周囲の建物にスマホをかざすだけで、簡単にARコンテンツの表示ができる。Googleが提供するARCore GeoSpatial APIを活用することで、高精度な位置合わせとコンテンツ表示を実現。また、3D都市モデルを活用し、コンテンツの遮蔽（オクルージョン）を行うことで、建物との前後関係を反映したリアリスティックな表現を実現している。
また、Webメタバース環境は、ウェブブラウザからアクセス可能な環境として構築。3D都市モデルを活用し、バーチャルな都市空間の中を自由に歩き回ることができ、離れた場所からでもリアルな街のARコンテンツと同じものを鑑賞できる。
実証実験では、CMS／アプリの性能と、想定される事業者とアプリのエンドユーザーにとっての有用性を検証。結果として、CMSとARアプリの運用が十分な精度で可能であることが確認された。
実験結果の詳細
https://www.mlit.go.jp/plateau/use-case/uc22-016/
