Metaは、10月11日(太平洋時間)に開催された技術者向けカンファレンス「Meta Connect」のなかで、新しいヘッドセット「Meta Quest Pro」を発表した。
外側のカメラはQuest2の4倍のピクセル数を備え、現実空間に仮想映像を重ねる高解像度のフルカラーMRを実現。薄型のパンケーキレンズを採用することで、光学モジュールはQuest 2に比べて40%以上薄くなった。さらに、色域は1.3倍に広がり、コントラストが75%強化され、より鮮やかな色が表現できるという。
バッテリーをヘッドセット背面に搭載することにより、バランスのとれた装着感を実現している。
また、内側のセンサーは、アイトラッキングによって、眉の上げ下げや微笑みなどを自然に再現する。
コントローラーには3つのセンサーを内蔵し、VR空間内での位置を追跡。より細かいフィードバックと、ピンチ操作による微調整機能を備え、これまで以上に直感的な操作が可能になるという。
なお、このコントローラーはQuest2でも利用可能で、今年後半からコントローラーのみの販売も予定されている。
VR空間に描画するペイントアプリなども搭載し、デザインなどのクリエイティブ作業を仮想空間で行うための環境を提供する。
さらに、サイズ調整できる複数のウィンドウを表示することも可能。対応アプリを開いてマルチタスク作業を行える。
10月25日に出荷開始。日本では22万6800円で、オンラインのMeta Storeからすでに予約が可能となっている。