古野電気株式会社は、同社の船舶向けリモートモニタリング&トラブルシューティングプラットフォーム「HermAce」を使用し、遠隔による航海情報記録装置の年次性能試験に成功した。
「HermAce」は、船舶に搭載した同社の航海機器や通信機器のデータをデジタルツイン技術を用いてリアルタイムに陸上で収集・保存・監視するサービス。
これにより、障害の原因を素早く把握し、具体的な解決策を導くことができる。また、リモートでの監視・保守により機器の故障予知や予防も可能となる。

今回実施されたのは、VDR(航海情報記録装置)とよばれる、航海計器・無線機器等のデータの記録や海難事故発生時のデータ解析、原因究明を目的とする装置についての、年に1回実施される性能試験。
遠隔による航海情報記録装置の年次性能試験の成功は、一般財団法人日本海事協会登録船において世界初の事例となる。