埼玉県のメタバース「バーチャル埼玉」がリニューアル プライバシー配慮の相談エリアを新設

埼玉県は、メタバース空間「バーチャル埼玉」のリニューアルを発表した。

「バーチャル埼玉」は、県の魅力を体験・発信するための場として2023年11月に開設。今回のアップデートでは、新たに相談エリア、出展エリア、アウトドアエリアが追加された。

相談エリアではアバターを介した相談や交流が可能。プライバシーに配慮した鍵付きの部屋も用意されている。
すでに実施中の若者自立支援に加え、不登校児童生徒支援、困難を抱える女性の相談、性的マイノリティ相談などのサービスが順次公開される。

また、出展エリアでは展示によるPRやコミュニケーションが可能。アウトドアエリアでは埼玉のアウトドアをバーチャルで体験できる。

バーチャル埼玉では、これらの取り組みを通して県民が気軽に相談や交流ができる場を提供し、様々な社会課題の解決につなげることを目指している。

バーチャル埼玉で実施するサービス・イベント

時期サービス/イベント概要
8月から実施中若者自立支援センター埼玉働くことに悩みがある若者向けに、自宅から気軽に利用できる相談、セミナー、しごと体験動画視聴、交流会を実施します。
9月不登校児童生徒支援事業不登校児童生徒を対象として、県立博物館等と連携したオンライン社会科見学を実施します。
9月メタバース婚活イベントSAITAMA出会いサポートセンターの会員を対象に、バーチャル空間でアバター同士の交流を行い、気軽に参加できる内面を重視した 出会いの場を提供します。
10月バーチャルユースセンター小学生から大学生程度までのこども、若者が安心して気軽に参加でき、交流、体験、相談等の機能を備えた居場所づくりを目指します。
10月困難を抱える女性の相談一人では解決できないような悩みや不安を抱える女性を対象に、その悩みや不安が軽減、解消できるように個別相談や交流会を実施します。
10月性的マイノリティ相談性的指向(好きになる性別)や性自認(自分の性別の認識)に関する相談を実施します。
10月アウトドアバーチャルセミナーアウトドアブランドと連携し、アウトドアに関するセミナーを開催します。
11月 以降学生向け企業説明会学生と県内企業の担当者向けに、気軽に交流できる企業説明会を実施します。
11月 以降ヤングケアラーサロンヤングケアラーや若者ケアラーが、気軽にケアの悩みや経験を共有することができる交流会を実施します。
11月 以降SAITAMA社会貢献プロジェクト 成果発表社会貢献ワークショップで生まれた企業・団体・NPO等多様な主体の協働計画を出展エリアにて広く発信します。
11月 以降孤独・孤立対策推進イベント孤独・孤立を感じている若者を主な対象に、支援団体等の活動をイベントエリアやブースを利用して発信します。

バーチャル埼玉

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