取調室や当時の音声をVR上に再現　「袴田事件」の取り調べを追体験できる「最後の砦VR」リリース

静岡新聞社は、「袴田事件」を題材としたMetaQuest用アプリ「『最後の砦』VR」を開発、リリースした。

袴田事件は、1966年に静岡市清水区で発生した殺人事件。80年に死刑判決が確定したもののその後再審が開始され、2024年9月26日に再審公判の判決が言い渡される。

アプリでは、当時の取調室を3Dモデルで再現。1966年当時の実際の取り調べ音声データなどの資料を基に、袴田巌さんが受けた取り調べを追体験できる。

静岡新聞社では、この事件についての長期連載を2022年12月から2024年6月まで展開。本アプリは冤罪や再審の問題への一般の関心を高めることを目指して制作され、連載の一部の記事はバーチャル空間上で読むことができる。

アプリは日本語と英語に対応。MetaQuestストアからダウンロードして無料で利用できる。

「最後の砦」ストアページ

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