葬祭場「さがみ典礼」などを運営するアルファクラブ武蔵野株式会社は、メタバース空間での供養サービス「メタバース霊園 風の霊」を2024年9月より開始すると発表した。
このサービスは、パソコンやスマートフォンを通じて、時間や場所を問わず故人の供養に参列できるもの。核家族化や少子高齢化による無縁墓の増加、新型コロナウイルスの影響による家族葬の増加など、葬儀や供養を取り巻く社会的課題に対応するものだ。メタバース空間の制作には、株式会社HIKKYのWebメタバース開発サービス「Vket Cloud」が利用されている。
「風の霊」では、故人の思い出の写真・動画・音声データを保管できるマイルームが用意され、遺族や参列者同士で思い出を共有できる。また、チャットや音声での会話機能により、遺族の心のケアにも活用できる。
さらに、自身の終活準備としての利用や、ペットの供養にも対応。サービス開始に先がけ、ティザーサイトと公式X(旧Twitter)が開設された。今後はサービスの一部を体験できるコーナーも公開予定としている。